住宅・空家対策

 現在全国で空家が増加し、夜は無灯火で怖い、家や木や雑草の手入れがなく荒れている、地震や台風のとき管理する人がいない、地域コミュニティが希薄になってくる等の声もあり、大田区でも大きな社会問題となっています。全国平均では家屋の13%が空家と言われています。これに対し、全国各地で空家等を有効活用して、まちおこしや地域の活性化を図る取り組みが始まっています。
 5年前の調査でも大田区でも約4万4千戸(12.2%)の空家があり、このうち2割の約8千戸が流通の過程にない空家と考えられていて、現在も空家率は増加を続けている状況です。
大田区は平成26年12月に地域コミュニティの活性化や地域課題の解決に「空家等」を有効活用していくことを目指して「空家等地域貢献活用事業」の窓口を開設し、当社がその事業を受託いたしました。高齢者のサロン、小さなお子さんを見ながらママさんたちの集まる場、来日外国人のゲストハウス、まちのたまり場カフェ、ミニ図書館、マンガ館、地域教室や学習塾、地域の作品展示室、NPOの拠点、防災拠点など様々な地域での活用が考えられています。
 この事業は空家を地域社会で有効活用するために、持ち主と利用希望者に登録をしていただき、この窓口で双方をサポートしながら、双方の条件に合わせてマッチングしていくもので、当社はこの事業を通じて地域の発展に寄与していきたいと考えています。
 事業の詳しい内容は、大田区ホームページ「空家総合相談窓口」サイトをご覧ください。